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ふゆキャン初心者必見!キャンプ飯プロデューサーがおすすめする「冬キャンプ飯」の楽しみ方

寒さとともに、澄んだ空気と静かな空間を楽しめる冬キャンプ。私自身、キャンプを始めた当初は「冬にキャンプをする」という発想がありませんでした。しかし、ソトレシピをはじめたことで、冬にキャンプをする機会が増え、むしろ年々暑くなって人手や虫も多い夏よりも冬にキャンプをする方が好きになっていきました。そして何よりも、冬キャンプの最大の楽しみは体の芯から温まる、美味しい料理とお酒ですよね。

まだ冬キャンプ未経験の方にとっては、ハードルが高いイメージがあるかもしれません。しかし、実は最低限の知識と準備をして一歩踏み出してしまえば、とても楽しい。そして冬キャンプの方がキャンプ飯のハードルは低く、楽しみ方のバリエーションも豊富なんです。

だからこそ、たくさんの方に「冬キャンプ飯」の魅力を知っていただき、冬キャンプを楽しんでいただきたいと思っております。ここでは、初心者の方に向けて冬キャンプだからこその料理の楽しみ方や注意点、あると便利な調理ギアに、具体的なレシピまでをご紹介します。

ソトレシピ代表/キャンプ飯プロデューサー
千秋広太郎
明治大学卒業後、編集者、PRコンサルタント等を経て2016年8月に株式会社シーザスターズを創業。趣味のキャンプと料理の経験を生かして2017年11月にキャンプ飯レシピサイト「ソトレシピ」を立ち上げ、総SNSフォロワーは27万人を突破。2020年2月に法人化し、株式会社ソトレシピの代表も務める。その他、キャンプ飯D2Cブランド「ソトレシピプロダクツ」、YouTube「ソトレシピTV」、出版、セミナー講演などで活動中。TV出演:テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、フジテレビ「ウワサのお客さま」等。著書に「本当においしいメスティンレシピ」(メディアソフト)
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1. 冬キャンプ飯の魅力とは?

冬キャンプ飯のポイントは、とにかく「体の芯から温まる料理」。おすすめは以下の3つです。
①暖をとりながら温まる「焚き火料理」

冬のキャンプの最大の魅力はなんと言っても「焚き火」です。暖をとるだけでも良いのですが、温まりながら焚き火で料理もできれば一石二鳥。寒いと調理で動くのも億劫になることもあるので、焚き火で完結できるとベストです。

②豪勢なのに簡単な「鍋・ラーメン・おでん」などの汁物

おすすめなのが「鍋」。汁物は体から温まるだけでなく、何よりも食材と出汁を入れて温めるだけでできるので超簡単。道の駅などで、地元の野菜やお肉、海鮮などを楽しむのもいいですよね。メインにも締めにもなる「ラーメン」も冬キャンプならではの楽しみ。具材を買って出汁で煮込むだけの「おでん」も冬ならではで、キャンプで屋台気分を味わえて風情もグッド。調理ギアは、ファミキャンやグルキャンならダッチオーブン、ソロキャンプならクッカーがあるとよりキャンプ感を味わえますが、初心者の方は家の鍋でももちろんOK。

③体の芯から温まる「コーヒーやお酒」

そしてキャンプの楽しみと言えば「お酒」ですよね。他のシーズンでは、自然の中で飲む冷たいビールやハイボールなどが最高ですが、冬はお酒でも体の芯から温まりたいので、日本酒の熱燗、焼酎のお湯割、ホットワインやホットウイスキーなども格別。お酒が苦手な方や、運転を控えている方は「コーヒー」もおすすめ。初心者はインスタントでもいいですし、本格派は豆を挽くところからペーパードリップで抽出するのも楽しい。自分の好みのスタイルで楽しめるのもコーヒーの魅力です。

2. 冬キャンプ飯で押さえたい4つのポイント

冬キャンプ飯を楽しむために押さえておきたいポイントを初心者向けにご紹介します。

①クーラーボックスは収納性◎で軽量なソフトクーラーでOK

暑い夏は食材の保管がデリケートなので、保冷力が高いハードクーラーを持っていきたくなりますが、保冷剤や氷もたくさん入れなければならずクーラーボックス内のスペースも少なかったり、重く、嵩張るため車に乗せる時にも一苦労。
しかし、気温が低い冬はソフトクーラーでも十分活躍。軽量ですし食材を使い切った帰り道ではコンパクトに畳めるので収納性もグッド。ドリンク類は缶などは外に出しておいた方が冷えることもありますし、そもそもお湯を活用するホットドリンクも楽しめるので、クーラーボックスには食材だけ保冷できればよかったりするので保冷スペースも有効活用できます。

②低温で保管したい海鮮から体を温める食材まで、料理の幅が広がる

夏は高い気温で食材も傷みやすく特にデリケートな海鮮や乳製品などは注意が必要です。冬も気温が高い日や時間帯はもちろん注意が必要ですが、気温が低い日などは海鮮類などを楽しめるのもポイント。もちろん生ものは十分保冷をしていく必要がありますが、中には、キャンプでお寿司を作っているというキャンパーさんも。

また、体の芯から温まりたいからこそ、生姜や香辛類など体を温める効用がある食材を使った料理も◎。気温が低い冬だからこそ、楽しめる食材のバリエーションも広がり、料理の楽しみ方も増えます。

③熱源は暖も取れる「焚き火」がおすすめ。焚き火台選びと火加減調整がポイント。

冬キャンプ飯では、ぜひ「焚き火」での調理を楽しんでいただきたいです。カセットコンロやバーナーでの料理でもいいのですが、前述のように何よりも冬の醍醐味は「焚き火」。料理がしやすい焚き火台を選んだり、こまめな火加減調整が必要だったり(強火にしすぎて鍋が沸騰しすぎたりなど)と、コツを押さえれば、火をつつきながら調理をする楽しみを感じられるはずです。

④冬キャンプの一番の苦行・洗い物をラクに

冬キャンプの最大の難関が「洗い物」です。冷たい水で食器類を洗うことの苦行たるや…。一番の理想は「お湯が出るキャンプ場」を選ぶこと。キャンプ場を選定する際のチェックポイントとして意識してみてください。お湯が出なくても素敵なキャンプ場はたくさんあるので、その場合はちょっと手はかかりますがお湯を沸かして洗い場に持っていき、バケツ類に水とお湯を貯めながら洗い物をするのもグッド。それも面倒だという方は、そもそもの洗い物を減らすために、食材カットなどは家で仕込んでくる、ウェットティッシュで拭くだけである程度綺麗になるフッ素加工ありの調理器具を使うなどの工夫をすると、冬の洗い物がラクになりますよ。

3.冬キャンプ飯を楽しむ定番・人気キャンプギア7選

冬キャンプ飯を楽しむためには、ギアの選定も重要です。筆者がお薦めする冬キャンプ飯ギアをご紹介!
・料理がしやすい焚き火台
 belmont/TOKOBI


2段階で網の高さを調整でき、上火も可能。焚き火との距離を調整しやすいので、火加減の調整もラクにできて初心者向けの料理がしやすい焚き火ギア。

・ダッチオーブン
 SOTO/ステンレスダッチオーブン

 
シーズニングも不要で便利な元祖ステンレスダッチオーブン。トライポッドで吊るす持ち手があるタイプが、焚き火料理にはお薦め。

・トライポッド
 LODGE/アジャスタブルトライポッド

photo/Amazon

焚き火でダッチオーブン料理をするなら持っておきたいトライポッド。収納性、デザイン性、機能性も高い。

・クッカー
 ソトレシピプロダクツ/シェラどんぶり


ソロでも、ファミキャンでも、焚き火でガシガシ使える丈夫なステンレス製のキャンプ飯ギア。煮込んだラーメンをそのまま取っ手を持ってすすることもできる。

・クーラーボックス
 AOクーラー/キャンバスソフトクーラー

photo/Amazon


5層構造で保冷力が高いソフトクーラー、冬はもちろん夏でも使える。肩掛け用のベルトがあるので、持ち運びやすいのも魅力。

・お酒ギア
 スノーピーク(snow peak) 酒筒お猪口

photo/Amazon

 冬キャンプで熱燗を楽しみたい方はこれ。チタン性で軽量でキャンプ向き、風情も楽しめてグッド。

4. 初心者におすすめ冬キャンプ飯レシピ12選

●鍋×麺で二度美味しい!
水炊きダッチオーブン

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〆の鶏塩ラーメン

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ブイヤベース

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ブイヤベースで作る一石二鳥ペスカトーレ

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●ラーメン
ユッケジャン風辛ラーメン

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麻婆麺

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簡単!二郎インスパイア系キャンプラーメン

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手羽先のサムゲタン風煮込み 

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ローホルdeもつ鍋 

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●スープ
塩豚汁

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もずく酢の酸辣湯 

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●ホットドリンク
スパイスワイン

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いかがでしたでしょうか。
冬キャンプで温かいキャンプ飯、既に冬キャンプが好きな方も、今年デビューする方もぜひ楽しんでみてください。

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